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【提言と質疑応答】

 

西田氏21世紀に向けてそれぞれの立場から提言をしていただきスポーツヘの取り組み方を考えていくきっかけにしたい。

 

【提言発表I】松本學氏

 

西田氏スポーツドクターとしての外傷と障害の基礎用語の認識から始まり、最後は大切な施設についての話であった。

 

【質疑応答】
兵庫県 中学生の成長期に見られる膝のオスグッドに対してどう予防すればよいか。
また、オスグッドが起こってしまってからはどう対処すればよいか。
松本氏 オスグッドは成長の問題に関わるので、オスグッド骨端せんが閉じてしまえば症状がなくなる。オーバーユースによって起きるので、一定期間練習を休ませるか、しばらく練習量を減らすことが大切となる。この場合、早期に医師とよく連絡をとり対処することで良い結果へとつながる。治療方法としてオスグッドバンドを使用する。靭帯が骨に付く手前でバンドをし、直接骨に負担がかからないようにするとよい。
オスグッドは膝を伸ばす筋肉が下の骨についているところであるため、従来の和式便所を利用していた日本人に余り見られなかった。それは大腿直筋が強かったからで、現在の椅子生活ではこのようなことがないため、昔から比べ統計的に増えてきたのだろうと思う。
西田氏 ドクターとして、体のいろいろな部分の説明であった。次に、心についての提言がある。

 

【提言発表?】中村祐造氏

 

西田氏 自身が持ち続けている夢と21世紀に育ってくる人達に託した夢はが変わっていない事がわかった。現在スポーツは文化の一つであり、やらされているスポーツから自分でやるスポーツに変化してきている。
遊びでやるスポーツ、管理社会の中でやるスポーツ、チャレンジのスポーツ、学校でやるスポーツの中で、さらに自立心、チャレンジ精神を求めてスポーツを基盤として多岐にわたる話であった。

 

【質疑応答】

 

兵庫県 現在のバレーボール競技は、一時より人気がなくなっている。かつて小学校では教材としてバレーボールが実施されていたが現在はない。中学校では、競技スポーツとしてレベルの高いものを要求されている。体操、水泳、サッカー等ヤングエイジグループの養成が求められている今回、バレーボールを含めてどんな方向に進むと思われるか。又、生涯スポーツと関連して考えを聞かせて欲しい。

 

 

 

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